◆10年ぶりに地方馬によるJBC制覇となった 大井のララベルがJBCレディスクラシックを制した。近年、JBCのたびに言われていたのは、「地方馬がJBCを制したのは、2007年スプリントのフジノウェーブのみ」ということ。以来、10年ぶりに地方馬によるJBC制覇となった。
JBCレディスクラシックを制したララベル
10年に一度のこと、という言い方をするとちょっと寂しいが、それほどの快挙だったともいえる。デビュー前から期待された大井の生え抜きだったということでは、関係者にとってもひときわ思い入れがあったようだ。
歓喜の勝利だっただけに、表彰式後の共同インタビューで、荒山勝徳調教師が涙で声を詰まらせたのにはちょっと驚いた。
そのインタビューでは「万全の状態でレースに使ったことがない馬で、それでも常に一生懸命走ってくれて、ここまで無事にきてくれて……」ということを話していた。たしかにララベルでは、勝ったときも、負けたときも、・・・
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