ウォーエンブレム産駒のローブティサージュ(写真は2012年阪神ジュベナイルフィリーズ優勝時)
2002年の米2冠馬で、日本で種牡馬生活を送っているウォーエンブレム(牡16)が、種牡馬を引退し、米国で余生を送ることがわかった。22日、米ブラッドホースなど海外メディアが報じた。
同馬は2002年のケンタッキーダービー・プリークネスSの2冠を制するなど、米国で13戦7勝の成績を挙げ、翌03年から日本で種牡馬入りした。02年にこの世を去っていた大種牡馬サンデーサイレンスに続く成功が期待されていたが、ほとんどの牝馬に興味を示さなかったため、初年度はわずか7頭の種付けに終わり、シンジケートは解散。最終的に約120頭ほどの産駒しか残せなかったが、そのわずかな産駒の中からブラックエンブレム、ローブティサージュという2頭のGI馬を送り出すなど、成績は非常に優秀だった。
現時点では、9月に現在繋養されている社台スタリオンステーションから、米ケンタッキー州にある功労馬施設オールドフレンズに移送される予定となっている。