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クインズミラーグロがV、吉田豊「もともと期待していた馬」/紫苑S

2015年09月13日(日) 12:00

外から力強く差し切ったクインズミラーグロ(右)=中山競馬場

 気迫で切符を手にした。秋華賞TR「紫苑S」(芝2000m)は12日、中山11Rに18頭で争われ、8番人気のクインズミラーグロ(美浦・和田道)が力強く伸びて勝利をつかんだ。道中は中団馬群で構えて、直線の入り口でこじあけるように外へ。急坂を上がってからグンとひと伸びを見せ、好位から抜け出していた5番人気のホワイトエレガンス(2着)を半馬身とらえた。タイムは2分0秒2。なお、この上位2頭が秋華賞(10月18日・京都、芝2000m)への優先出走権を獲得。さらに半馬身差の3着は6番人気のエバーシャルマン。1番人気のテンダリーヴォイスはスタート後のポジション争いで挟まれる不利。直線で伸びを欠いて11着に終わった。

 大混戦を鮮やかな末脚で断ち切った。クインズミラーグロが最速タイの上がり34秒5の脚で春はかなわなかったGIへの参戦チケットをつかみ獲った。「メンバーが強いからどうかなと思っていた。あんなに切れるとは」と和田道師は驚きの表情。吉田豊は「もともと期待していた馬で、力をつけましたね」とうなずいた。

 次走はもちろん、秋華賞へ。指揮官は「もう1段階、力がついてくれれば」と冷静なジャッジだが、父は3歳の夏を境に急激に力をつけて01年の菊花賞を制したマンハッタンカフェだ。娘も鋭角な成長曲線を背景に淀の大一番でアッと言わせたい。

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