順調に乗り込まれ、いきなり力を出せそうなサトノラーゼン(写真は2015年京都新聞杯優勝時)
菊花賞トライアル・セントライト記念。関西馬サトノラーゼンが日本ダービー2着以来のレースにここを選んできた。実績からここで不様な競馬をするわけにはいかない。小倉記念で一叩きされたベルーフ、中山巧者キタサンブラック、距離が合いそうなブライトエンブレム辺りがライバルとなりそうだ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■9/21(祝月) セントライト記念(3歳・GII・中山芝2200m)
サトノラーゼン(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)は激戦の京都新聞杯を制し、ダービーでもサトノクラウンを抑えて2着に入った。帰厩後も順調に乗り込まれ仕上がりも良さそうで、ここは格好をつけられそうだ。
ベルーフ(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)は京成杯を制した後、スプリングSで4着、皐月賞で12着とあまり成績が振るわなかったが、前走の小倉記念では古馬相手に好走し、改めて力のあるところを見せた。京成杯で勝っているように中山は相性が良く、ここは使われた強みで勝ち負けに持ち込んできそうだ。
キタサンブラック(牡3、栗東・清水久詞厩舎)は中山向きの機動力が魅力。母父サクラバクシンオーだが、皐月賞の内容や体型から距離はこなせそう。ここは他の有力馬よりも適性が高そうで、上位争いは必至だろう。
ブライトエンブレム(牡3、美浦・小島茂之厩舎)は皐月賞で4着に入るも、裂蹄で日本ダービーを回避。今回はそれ以来のレースとなるが、この条件は合いそうで、いきなりからの好走が期待される。
その他、毎日杯勝ちの実績が光るミュゼエイリアン(牡3、美浦・黒岩陽一厩舎)、距離が合いそうなタンタアレグリア(牡3、美浦・国枝栄厩舎)、まだ底を見せていないロッカフェスタ(牡3、美浦・田村康仁厩舎)辺りも好走圏内。発走は15時45分。