無敗のディープジュエリーが阪神で始動する
ひと夏を越して、さらなる輝きを放つ時が来た。デビュー3連勝を飾ったものの、オークスを回避したディープジュエリーが復帰戦を迎える。「スイートピーSがようやく間に合った感じだったし、レース後もひと息だった。だからオークスは無理をしたくなかった」と国枝師は言う。
まだ重賞タイトルはなくとも、素質は間違いなく世代トップクラス。前走は後方待機から上がり3F33秒8の豪脚を発揮した。「デビュー前からいい雰囲気の馬だったけど、初戦はまだ体(494キロ)が立派だった。それでも、いい競馬ができたし、使うごとに能力が確認できた」と陣営の評価は高い。
8月末に福島県のノーザンファーム天栄から帰厩。思惑通りに成長している。初の関西圏だが「環境が変わることは大丈夫だと思う。強い馬はいるけど、ここでいい競馬ができればね。メドは立てたい」。狙うは土つかずの4連勝だ。