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【セレクトセール2019】1億超え21頭! 売上も107億円超の史上最高額/1歳セッション

2019年07月08日(月) 20:12

3億6000万円で落札されたミュージカルウェイの2018が(撮影:田中 哲実)

 2日間にわたって開催される「セレクトセール2019」が8日、北海道苫小牧のノーザンホースパークで開幕した。

 1歳馬セッションとなるこの日は239頭が上場され、222頭が落札。売上は107億3200万円(以下、金額は全て税抜で表記)で、過去最高を記録した昨年(96億7450万円)を大きく上回り5年連続で史上最高額を更新する結果となった。落札率は92.9%、1頭平均は4834万円だった。

 1億円を超える高額落札馬は21頭(昨年は23頭)。その中でも最高落札額となったのが「ミュージカルウェイの2018」(牡、父ディープインパクト)。「アドマイヤ」の冠名でおなじみの近藤利一氏が3億6000万円で落札した。母ミュージカルウェイは仏重賞3勝。全姉に2015年のオークス、秋華賞を制したミッキークイーンがいる血統。

 2番目の高額馬は「ジンジャーパンチの2018」(牡、父キングカメハメハ)。(株)サラブレッドクラブライオンが2億9000万円で落札した。母ジンジャーパンチは米GIを6勝。半姉に重賞4勝のルージュバックがいる血統で、ディープインパクト産駒の半兄ポタジェも昨年の1歳セッションにて1億9000万円で落札されている。

 3番目は「シンハディーパの2018」(牡、父ハーツクライ)で、杉野公彦氏が2億7000万円で落札。また、牝馬最高額は「サマーハの2018」(牝、父ディープインパクト)の2億1000万円。シャケトラの半妹で、金子真人ホールディングス(株)が落札した。

 2015年のダービー馬ドゥラメンテの初年度産駒にも大きな注目が集まり、3頭が1億円を超える金額で落札された。その中も最高額となったのが「ラッドルチェンドの2018」(牝、父ドゥラメンテ)。「ダノン」の冠名で知られる(株)ダノックスが1億6500万円で落札した。

 その他では、早くも3頭が勝ち上がっている新種牡馬キズナの産駒「アドマイヤキラメキの2018」(牡、父キズナ)が1億3000万円、新馬戦を2勝している新種牡馬エピファネイアの産駒「シュペトレーゼの2018」(牡、父エピファネイア)が9600万円、本日唯一のフランケル産駒「マーゴットディドの2018」(牡、父Frankel)が2億1000万円で落札されている。

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