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イングランディーレ、エアスマップが韓国へ

2006年11月02日(木) 11:00

 9月29日付けでJRAの競走馬登録を抹消された04年天皇賞・春(GI)勝ち馬{horse=199910684:イングランディーレ}(牡7)、01年のオールカマー(GII)を勝った{horse=1995108938:エアスマップ}(牡11)が韓国で種牡馬入りすることになった。

 イングランディーレは父ホワイトマズル、母マリリンモモコ(その父リアルシャダイ)という血統。4歳時、格上挑戦となった03年ダイヤモンドS(GIII)で重賞初制覇し、続く日経賞(GII)を勝利。その後は交流重賞戦線でブリーダーズGC(交流GII)、白山大賞典(交流GIII)の勝利を加え、04年天皇賞・春は10番人気の低評価の中、ゼンノロブロイ以下に7馬身差をつけて逃げ切った。英国に遠征(ゴールドC-英G1・9着)後、帰国初戦となったブリーダーズGC(交流GII)2着後に左前浅屈腱炎を発症、その後復帰を果たしたものの、再びツメに不安が出たため現役を引退した。当初は日本で種牡馬入りの予定だったが、予定変更となった。通算成績34戦8勝(重賞5勝、うちGI・1勝、地方7戦2勝、海外1戦0勝)。

 エアスマップは父デインヒル、母サトルチェンジ(その父Law Society)という血統の愛国産馬。半弟に01年有馬記念などGI・3勝したマンハッタンカフェ(父サンデーサイレンス)がいる。6歳時に本格化した遅咲きで、通算36戦目となった01年のオールカマー(GII・芝2200m)で初重賞制覇している。通算成績44戦7勝(重賞1勝)。引退後はブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬入りし、その後社台ブルーグラスファームにて繋養されていた。初年度産駒は今年2歳で、7月30日の福山で産駒のハナビが初勝利をあげている。

 韓国には、これまでにスルーオグリーン、エアダブリン、サンデーウェル、ビワシンセイキ、オースミジェット、トロットスター、ヤシマジャパン、ダンシングサーパス、メイセイオペラなど多くの日本調教馬が種牡馬として送られている。

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