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【NHKマイルC】福永、ギルデッドミラーでも魅せる!最近1カ月でG1・2勝

2020年05月08日(金) 07:00

 好調モードの福永(撮影・佐々木彰尚)

 「NHKマイルC・G1」(10日、東京)

 今週もこの男から目が離せない。福永祐一騎手(43)=栗東・フリー=がギルデッドミラーとのコンビで05年ラインクラフト以来となるVを狙う。最近1カ月でG1・2勝を含む重賞3勝と大舞台で活躍し、先週日曜には史上5人目となるJRA通算2300勝も達成。さえ渡る手綱さばきで、ファンを魅了する。

 手がつけられない状態だ。福永がタイトル量産態勢に入っている。コントレイルを無敗の皐月賞馬に導いてクラシック完全制覇を果たすと、翌週はインディチャンプでマイラーズCを勝利。先週日曜の東京2Rで史上5人目のJRA通算2300勝を達成し、今週火曜のかしわ記念ではブービー人気のワイドファラオで逃げ切りV-。圧倒的な存在感を示している。

 「楽しいね。すごく馬を感じられている。コントレイルでいろいろと得るものがあった。馬の声を聞くのがいかに大事かを皐月賞で思い知らされたよ」

 デビュー25年目を迎え、新境地にたどり着いた。「技術と感覚の塩梅(あんばい)がようやく分かるようになってきた。またジョッキーの面白さを見つけられたね」。ペース判断、位置取りに加え、馬の負担を軽減しつつ、能力を最大限に引き出すことを追求する。技術だけでも、感覚だけでもない。経験による理論的な裏付けがある今だからこそ、そのバランスが重要だと実感する。

 今回は、2戦ぶりのコンビとなるギルデッドミラーで挑む。前走のアーリントンCは2着に敗れたが、「2走前に勝った時のかわす脚、走破時計は速かったからね。負かした相手も弱くなかった」と大舞台にも手応えは十分。「サトノインプレッサが人気なら、能力的には遜色はない。(3走前に)負けた時は引っ掛かったからね」と評価は高い。

 「右にモタれるし、左回りはいいと思う。うまく脚がたまれば爆発力はあるからね。どういう馬場でも対応できる。難しいところはあるけど、ハマれば一発あると思って乗りに行く。楽しみだよ」

 勝てば、鞍上は05年ラインクラフト以来となる2勝目。素質豊かな相棒とともに、再び牝馬による3歳マイル界の頂点を目指す。

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