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【マーメイドS】リープフラウミルヒ騎乗の国分優、重賞で決めたい200勝

2020年06月12日(金) 06:00

 デビュー12年目の国分優作騎手

 「マーメイドS・G3」(14日、阪神)

 デビュー12年目の国分優作騎手(29)=栗東・フリー=が、節目の200勝へあと“1”と迫った。競馬学校では、成績優秀者に贈られるアイルランド大使特別賞を受賞し、09年に美浦・国枝厩舎からデビュー。前途洋々と思われたが、ここまでの道のりは決して平たんではなかった。09年4勝、10年3勝と思うように成績が上がらず、11年3月に栗東移籍を決意。そこが転機となり、同年にはキャリアハイとなる45勝を挙げる活躍を見せた。

 しかし、その後は徐々に勝ち星が遠ざかり、16〜18年は数字が1桁に。苦しい時期が続いた。「実は15年の夏に股関節を手術しました。勝っているときはアブミを“踏んでいる”感覚があったのですが、術後はその感覚がなくなってしまって…。手術をしなければ良かった、と後悔した時も」と複雑な表情を浮かべる。

 今も痛みとの闘いは続いているが、最近になって股関節の動きが良化。「振り返れば、股関節のケガを逃げ道にしていた自分がいた。いろんな人に体を見てもらい、助けてもらい、今はようやく(騎乗が)しっくりきています。人と馬との出会いに恵まれました」。ケガと向き合うことで、景色が変わって見えた。日曜阪神11RマーメイドSは、リープフラウミルヒとのコンビで臨む。「思い切って乗りたいです」と、昨夏の小倉2歳S(マイネルグリット)以来の重賞Vを目指す。(デイリースポーツ・松浦孝司)

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