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【佐賀・サマーチャンピオン予想】 いかに点数を抑えるかがカギ! ダートの達人が教える“二つのポイント”とは?/地方競馬レース展望

2020年08月11日(火) 19:45

一番人気が濃厚なコパノキッキング。南関や盛岡でも交流重賞を走った経験はあるが、佐賀の馬場は果たして合うのか?(写真は19年JBCスプリント出走時、撮影:高橋正和)

 8月12日(水)に、佐賀競馬場でサマーチャンピオン(JpnIII)が行われます。サマーチャンピオンの馬券のポイントは、「地方馬が入り込む余地があるのか?」と「佐賀の馬場で力を出せるのか?」のふたつと考えます。

 まず「地方馬が入り込む余地があるのか?」という点ですが、サマーチャンピオンは地方馬の活躍が目立つ地方交流重賞です。過去10年で半分の5年(6頭)で地方馬が馬券圏内に好走しています。ほとんどの場合は、地方馬は中央馬より人気がないので馬券圏内に好走すると3連単の配当は上がります。

 その違いは、約6倍(地方馬好走なし:平均3,502円、地方馬好走あり:平均21,320円)。また好走する地方馬は、4-6番人気というのがポイント。人気薄の激走ではなく、地方馬のなかで1、2番手評価になっている馬が好走しています。

 今年は、過去最高レベルの中央馬が揃っているので、地元の大将格ドラゴンゲートや例年参戦してくる園田の実績馬が不在。中央馬の並べ替えが濃厚なので、購入する点数を絞る必要がありそうです。

 そして、もうひとつのポイントである「佐賀の馬場で力を出せるのか?」という点について。地方馬が好走できている理由でもあるのが、佐賀の重い馬場(時計のかかる馬場という意味)。中央競馬での1400m重賞の根岸S・プロキオンSは1分22秒台での決着が多いですが、サマーチャンピオンは1分25-26秒台での決着。

 約4秒も遅い時計で、かなり重い馬場ということがわかります。この馬場で力が出せるのかが中央馬を評価する判断で重要なポイント。その判断で有効なことは、1400mでも中央競馬のなかでは重い馬場で急坂もある阪神ダ1400mでの好走実績、1400mより少し距離の長い東京ダ1600mの好走実績があること。コパノキッキング以外の4頭は、前走の阪神が不良の高速馬場。前走より前の実績での判断が必要になります。

 以上、ふたつのポイントが、買い目の点数を絞る・狙う馬を適性で決めることの判断材料になってきます。
(文=nige)

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