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【フルールカップ予想】ルイジアンナ&マーサマイディアの2勝馬同士の対決に注目!!/NARレース展望

2020年08月12日(水) 11:30

 2014年に新設された2歳牝馬による重賞競走で、ホッカイドウ競馬の2歳重賞において、1000mの距離で行われるのはこのレースのみだ。過去の優勝馬は、距離が延びてからも活躍しているケースが多く、スピードに加えて地力が必要なレースと言えそうだ。第7回目を迎える今年は、既に2勝を挙げているルイジアンナやマーサマイディアら12頭が出走して争われる。

 ◎はルイジアンナ。兄にホッカイドウ競馬の重賞イノセントカップに優勝し、JRAに移籍後はGIIIのニュージーランドT3着に入ったストーミングスターがおり、血統的にも筋が通っている。デビューから3戦2勝で前走のルビー特別でマークした1分秒6は、出走馬の中では1番速いタイム。ここでもスピードを生かして好勝負になる。

 ○にマーサマイディア。こちらもルイジアンナ同様、3戦2勝。ここ2戦は1200mで走っているが、1000mはデビュー戦で勝っており、タイムも優秀。距離短縮は問題ないだろう。

 ▲にデスブロー。2戦目のルビー特別でルイジアンナからクビ差の2着と差のない競馬で、スピードがあるのは証明済み。上位争いに食い込める。

 △は3頭。まず前走のルビー特別3着のリターンギフト。前に行きたい馬が多く、前走のように控える競馬をすれば展開的に向きそう。2頭目は2勝馬のブルースウェード。前走は1200mのカーネリアン特別で3着だったが、1000mで2勝を挙げており距離短縮もプラス。トンデコパはここ2戦は1200m戦で掲示板を外しているが、デビュー戦と同じ1000mに戻り、ダッシュ力を生かせれば面白い。

 ルイジアンナとマーサマイディアの2頭が一歩リードだが、この時期の2歳馬だけに△組の台頭も考えられ、波乱含みの一戦となりそうなフルールカップ。8月12日(水)、20時40分発走。

(文:佐々木祥恵)

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