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【くろゆり賞予想】重賞勝ちクインズプルートと元JRAオープン・レッドゲルニカの戦い/NARレース展望

2020年08月13日(木) 11:00

前走星雲賞を完勝したクインズプルート(写真は3歳新馬出走時、ユーザー提供:モエロウエクラさん)

 8月13日、笠松競馬場で重賞・くろゆり賞(1600m)が行われる。地方全国交流で、北海道、浦和から各1頭の遠征馬を迎えての9頭立て。笠松競馬場では6月19日の開催を最後に走路改修に入り、今月10日に再開。新しくなった馬場で初めての重賞となる。

 中心はクインズプルート(北海道)とレッドゲルニカ(浦和)の2頭で、ここは相手探しの一戦といったところか。

 クインズプルートは前走・星雲賞では逃げて4コーナーで後続とのリードを広げると、直線も脚色が衰えず重賞制覇。逃げて上り3F最速と強さを見せた。騎乗したデビュー2年目の小野楓馬騎手はこれが重賞3勝目となったが、そのすべてが逃げ切り勝ちでのもの。一方で、3走前・赤レンガ記念は2番手に控えて直線で先頭に立つ場面があっての2着で、逃げなくても力を発揮できる。スタート直後にコーナーを迎える笠松1600mコースで、真ん中の枠から内の馬の出方を見てレースを進めることができるだろう。

 レッドゲルニカはJRA時代にオープン勝ちの実績のある馬。今回が移籍3戦目となる。先行できる脚力は小回りの笠松で強力な武器。またJRAで戦ってきた馬にとって、スピードが出やすい軽い馬場も有利だろう。前走は4コーナーで後続に並びかけられたが、そこから直線で粘りを見せた。ハイレベルな馬と戦ってきた経験で、強い競馬を見せてくれるだろう。

 相手候補筆頭はアドマイヤムテキ。2走前のこのコースでの勝ち方が印象的で、直線は持ったままで後続を1秒2離す楽勝だった。前走・名港盃は初めての1900mや、3コーナーで他馬との接触などさまざまな条件が重なってか6着。実績のある距離に戻ることで、改めて期待したい。

 外枠とスピード馬場に対応できればサウスリバティーやニホンピロヘンソンあたりも展開次第で食い込む可能性も。

 くろゆり賞は8月13日笠松10R、15時50分発走予定。

(文:大恵陽子)

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