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【読売レディス杯レース予想】ダートグレード馬・アークヴィグラス、久々の勝利へ/NARレース展望

2020年08月18日(火) 11:00

一昨年のNAR2歳最優秀牝馬アークヴィグラスが久々の勝利を狙う(写真は2020年しらさぎ賞出走時、撮影:高橋正和)

 8月18日、金沢競馬場で重賞・読売レディス杯(1500m)が行われる。世代別牝馬重賞シリーズ「グランダムジャパン(GDJ)」古馬シーズンの一戦で、地方全国交流。北海道1頭、大井3頭、兵庫1頭の遠征馬を迎え、11頭立てで行われる。

 中心はアークヴィグラス(北海道)。2歳だった2018年にエーデルワイス賞(JpnIII)を制覇した馬で、東京2歳優駿牝馬以降、勝ち星から1年7カ月遠ざかってはいるものの実力は上位だ。2走前・ヒダカソウCは4コーナーから勝ち馬と一騎打ちになり、ゴールまで長く続いた競り合いでは一度は前に出たように見えたが、ハナ差敗れて2着。それでも3着には4馬身、4着にはさらに5馬身差をつけてのものだった。

 そのヒダカソウCも前走のグランシャリオ門別スプリントも好ダッシュから3番手につけており、先行力が小回りコースで武器になりそう。また、今の金沢の馬場は内が重たいため、外枠なことと地元を知り尽くした吉原寛人騎手が手綱を取るというのもプラス材料だ。

 ナンヨーオボロヅキ(大井)は高知時代に高知優駿など重賞3勝を挙げた馬。GDJの一戦・佐賀ヴィーナスCでは4コーナーで先頭に立ち、直線半ばまで勝ち馬と競り合いを演じての2着。小回りコースは慣れたものだし、このメンバーで上位争いが期待される。

 エイシンセラード(兵庫)は前走・兵庫サマークイーン賞を逃げて重賞初制覇。大本命で逃げると目されたクレイジーアクセルが出遅れ、マイペースの逃げに持ち込めたとはいえ、直線も後続を寄せつけず3馬身差で勝った。「休み明けを叩いた後、調教も強化したので、あのペースなら最後にもうひと伸びあると信じて見ていました」と橋本忠明調教師。元はJRAオープン馬が重賞2勝目を狙う。

 サラーブ(大井)はJRAで3勝を挙げて昨秋、大井に移籍。JRA時代にダート1700〜1800mで勝っているだけに、距離はもう少しあったほうがいい気もするが、今年4月のしらさぎ賞(1400m)で3着。小回りの浦和コースもこなした。

 また、一昨年の覇者・エースウィズ(大井)や、地元の重賞馬・ロンギングルックなども上位争いに加わる可能性もありそう。

 読売レディス杯は8月18日金沢11R、17時10分発走予定。

(文:大恵陽子)

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