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【桜花賞】ステレンボッシュ大物感!栗東滞在&当日輸送でV後押し

スポニチ

2024年04月04日(木) 05:28

CWコース古馬のルージュアルル(右)と馬体を併せて追い切られたステレンボッシュ

 栗東滞在のノウハウを知り尽くす国枝厩舎が送り込むステレンボッシュはCWコースでシャープな伸びを見せた。

 栗東滞在で調整する関東馬ステレンボッシュの追い切りには2週連続で国枝師が駆けつけ、動きを見守った。最終追いはCWコースでルージュアルル(5歳3勝クラス)と併せ馬。僚馬の4馬身後方で折り合いに専念すると、コーナリングで一気に差を詰めた。直線は持ったままの手応えで併入。時計は6F82秒7〜1F11秒7をマークした。

 指揮官は「先週も良かったし、今週も良かった。あんまりやり過ぎてもと思ったけど、追うまでもなかったね」と評価。12月の阪神JF(2着)から直行ローテで挑む。「馬体は数字的には変わりはないけど、しっかりしてきた。先週より馬の格好はふっくらしていい感じ。休み明けでも気のいい馬だから仕上がっている雰囲気」と目を細めた。

 国枝厩舎の先輩アパパネ、アーモンドアイはここから3冠牝馬に羽ばたいた。先輩アパパネも桜花賞出走時は栗東滞在でV。ステレンボッシュを担当する田村助手は「当日に輸送できるのは大きいと思う。土曜輸送だと着いてから日曜のメインレースまでずっと競馬の雰囲気にさらされることになる。その点、当日輸送ならゆっくり行けるし着いてから競馬までの時間も短い」とメリットを口にする。

 自慢の末脚は世代屈指。前走の阪神JFは上がり3F最速33秒5をマークするも首差届かなかった。名手モレイラとの新コンビで反撃に燃える。指揮官は「モレイラさんは“マジックマン”だからね。そつなく乗ってくれそう。流れひとつで逆転は可能」と力を込めた。牝馬クラシック初戦をものにすれば、偉大な先輩牝馬の背中が見えてくる。

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