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【浦和競馬 しらさぎ賞】ツーシャドー重賞初制覇 和田譲治さすがのエスコート

スポニチ

2024年04月18日(木) 19:36

直線抜け出し重賞初制覇したツーシャドー(5番)

 古馬牝馬の地方交流重賞「第62回しらさぎ賞」(S3)が18日、浦和競馬場で行われた。2番人気のツーシャドーが好位から抜け出して重賞初制覇。同馬には「第28回スパーキングレディーC」(Jpn3、7月3日、川崎1600メートル)への優先出走権が与えられた。

 黒、白三本輪、白袖。オールドファンならたまらないバンブー牧場の勝負服に身を包んだ和田譲治。ツーシャドーを完璧にエスコートした。

 スタート直後、出ムチを入れて前へ。好位の3番手を確保した。4コーナーは1番人気のジゼルとともに逃げたボヌールバローズを追う。

 外に膨らむライバルを横目にスムーズにコーナーをクリア。残り100メートルで先頭に立つと、激しい2着争いをよそに悠々とゴールを駆け抜けた。

 「ハナに行こうと思ったが、外の馬が速かったので、その後ろで流れに乗った。3〜4コーナーでハミを取ったので、前を捉えることができれば勝てると思った」。小回り浦和のお手本のような騎乗を振り返った。

 小沢宏次師にとって「夢だった」南関重賞初制覇。ホースマンを目指すきっかけがオグリキャップだった。89年マイルCSでのバンブーメモリーとの激闘は目に焼きついている。そのバンブーメモリーを送り出したバンブー牧場の馬での重賞初V。面白い縁だ。

 「母のブラックショコラを預からせてもらったのが、ご縁の始まり。それだけに感慨深い。ブラックショコラにも“ありがとう”と言いたい」と感謝した。

 「ここを目標に究極につくった」と師。今後は一息入れる予定。じっくり英気を養ってさらなる大舞台を目指す。

 ツーシャドー 父ダノンレジェンド 母ブラックショコラ(母の父)サウスヴィグラス 牝5歳 浦和・小沢宏次厩舎 馬主・バンブー牧場 生産者・北海道浦河町のバンブー牧場 戦績17戦10勝 総獲得賞金3985万円。

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