<天皇賞・春>本馬場入場を行うサリエラと武豊騎手(撮影・亀井 直樹)
◇G1天皇賞・春(2024年4月28日 京都芝3200メートル)
天皇賞・春はテーオーロイヤル(牡6=岡田)が制し、G1初制覇を飾った。
武豊が騎乗したサリエラ(牝5=国枝)は12着大敗を喫し、偉業に届かなかった。牝馬が同レースを勝てば53年のレダ以来、71年ぶりの快挙だったが、過去8勝の名手をもってしても歴史の壁は高かった。
▼天皇賞・春 1905年創設の「エンペラーズカップ」が前身。37年に春秋2回開催の「帝室御賞典競走」となって、秋に第1回を東京で施行した。47年秋に「天皇賞」に改称された。