現地時間14日、アメリカで開催されている世界最大のイヤリングセールであるキーンランドセールの2日目が行われた。2日目では上場された251頭のうち179頭が落札され、落札合計額は8746万3000ドルで、平均価格は48万8620ドル、中間価格は26万ドルとなった。初日2日では、計349頭が落札され、落札合計額1億5064万8000ドル、平均価格は43万1656ドル、中間価格は26万ドル。昨年の初日2日では計339頭が落札されており、落札合計額は1億3125万ドル、平均価格は38万7168ドル、中間価格は23万ドルで、いずれも昨年を上回る結果となった。

　2日目の最高落札価格馬は、A.P.Indy(ブリーダーズCクラシック-米G1、父Seattle Slew)、Summer Squall(プリークネスS-米G1、父Storm Bird)の甥で、母がドッグウッドS(米G3)勝ち馬であるWelcome Surpriseの2003(牡、父Storm Cat、母の父Seeking the Gold)で、同セールレコード価格となる800万ドル(約8億8000万円)で日本の森秀行調教師が落札した。代理人である森調教師はクライアントの名前を明らかにしていない。また森調教師は、フサイチペガサス Fusaichi Pegasus(牡7、ケンタッキーダービー-米G1)の甥(母がFusaichi Pegasusの全妹)にあたるBlessの2003(牡、父Storm Cat、母の父Mr.Prospector)をこの日の2番目の高値となる340万ドル(約3億7400万円)で、フサイチペガサスの半弟にあたるAngel Feverの2003(牡、父Seeking the Gold、母の父Danzig)を180万ドル(約1億9800万円)で落札し、この日計1320万ドル(約14億5200万円)の購入となった。

　日本関連馬としては、エリザベス女王杯(G1)を制したヒシアマゾンの2003(牡、父サンダーガルチ)をD.L.O'Byrneが67万5000ドル(約7425万円)で落札したほか、母が日本産サンデーサイレンス産駒であるミリオンギフトの2003(牡、父A.P.Indy)をマイク・ライアン・エージェントが100万ドル(約1億1000万円)で落札した。