2015年09月15日(火) 20:12 1 4
マレシュ・ナレドゥが手がけたクァサール(父シーキングザダイヤ、母ベルジュール)が日曜にハイデラバードで行われた大レースのプレジデントオブインディアゴールドカップ(国内G1)に勝利した。4歳の“チャンピオン”は雨天のバンガロールで同じ2400mで行われたガヴァナーズカップでアゴスティーニに敗れてファンを失望させていたが、再び王座に返り咲いた。
厳しい2400mのレースに挑んだ5頭のうち、クァサールは2番手につけ、アゴスティーニは他の4頭を見る最後方に待機した。隊列はホームストレートに入るまで維持された。直線でヤシュ・ナレドゥ騎手が手綱を緩めてゴーサインを出し、クァサールは長い直線で逃げたデアトゥドリームを見事にとらえた。アゴスティーニは4着に敗れた。
■マレシュ・ナレドウ調教師
クァサールが頂点に返り咲いてとても満足だ。前走は雨でぬかるんだ馬場を苦にしていたし、G2で斤量も厳しかった。今日のクァサールはとても行きたがっていて、ヤシュは難しい戦いを強いられていた。直線で仕掛けた時は他馬とは次元が違う走りで勝利をモノにしてくれた。クァサールの次走はインディアンセントレジャーになる。
(以下省略)
(INDIARACE.COM 9月13日)
【補足】
レース映像 1番枠がクァサール
https://www.youtube.com/watch?v=3dBJQwE_nZ0
クァサールの戦績
http://www.indiarace.com/HStatistics.aspx?HorseId=4898&hname=QUASAR
シーキングザパールの息子で日本ではシルバーコレクターとして活躍したシーキングザダイヤですが、インドとチリでは大レースを勝つ孝行息子たちに恵まれています。
クァサールはこれで通算16戦11勝、国内G1は5勝目となりました、レースではかなり行きたがっていましたが、直線ではその不安も杞憂に終わる完勝でした。
前走で2着に敗れた相手に雪辱しましたが、前走は相手より2.5kg重い60kgを背負い、今回は逆に1kg軽い56kgと、条件が格段に楽になっていました。次走はセントレジャーということで、行きたがる気性と距離との戦いになりそうです。