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【宝塚記念】ブラストワンピース2馬身先着 2度目グランプリ制覇へド迫力

2020年06月19日(金) 06:10

 川田を背に堂々と先着を果たしたブラストワンピース(右)=撮影・園田高夫

 「宝塚記念・G1」(28日、阪神)

 2度目のグランプリ奪取へ、ブラストワンピースが18日、順調ぶりをアピールした。主戦・川田を背に美浦Wで併せ馬を行い、堂々の2馬身先着。大阪杯7着からの巻き返しへ、態勢は整いつつある。

 川田を背にブラストワンピースが、美浦Wで迫力満点の動きを披露した。5馬身先行するヒラボクハーツ(3歳未勝利)を、抑え切れない手応えで追走。直線入り口で内に進路を決めると、早々と鞍上が手綱を押して僚馬をかわし去る。その後も緩めることなく、しっかり気合を注入して、6F80秒0-37秒1-12秒1をマーク。2馬身引き離して、フィニッシュラインを駆け抜けた。

 動きを確認した大竹師は「ジョッキーに乗ってもらって、しっかりと追ってもらった。ジョッキーも声を出して、(馬に)プレッシャーをかけてくれたようだ」と満足そう。水曜時点で馬体重は565キロ(前走の大阪杯は542キロ)。「まだ絞れる余地はあるし、週末にやって、来週半マイルからやれば、ちょうど良くなる」との見立てだ。

 前走の大阪杯は7着。序盤で後手に回ってしまい、前が残る展開では、なすすべもなかった。「前走時の2週前はバタバタしていたけど、今回はそんなこともなかった。いつも通り順調に調整できています」と雪辱への準備は整いつつある。

 G1馬8頭と、豪華なメンバーが集う一戦。2年前の有馬記念馬が2度目のグランプリ奪取で、再び輝きを放ちたい。

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