来季も香港で現役を続行するビューティージェネレーション(写真は18年香港マイル優勝時、撮影:高橋正和)
去就に注目が集まっていたビューティージェネレーション(セ7、香・J.ムーア厩舎)が来季も現役を続行することが分かった。英紙『Racing Post』や豪メディア『Racing.com』などが報じている。
香港ジョッキークラブでは、調教師の定年が70歳と定められている。今季限りで勇退となるJ.ムーア調教師は豪メディア『The Dailytelegraph』のインタビューにおいて、来季以降は母国・豪州で調教師を続ける意向を語っており、管理するビューティージェネレーションについても豪州移籍が取りざたされていた。
しかし、現在B.ヘイズ調教師、T.デイバーニッグ調教師との共同名義で豪州に厩舎を構えているD.ヘイズ調教師が来季は香港に移籍。ビューティージェネレーションはJ.ムーア厩舎からD.ヘイズ厩舎に転厩し、来季も香港で現役を続行する運びとなった。
ビューティージェネレーションは父Road to Rock、母Stylish Bel、その父Bel Espritという血統。
豪・A.カミングス厩舎からデビュー。ローズヒルギニー(G1)2着や高額賞金レースで知られるザ・BMW(G1)4着などを経て、香港のJ.ムーア厩舎に移籍。
17年香港マイルで初G1制覇を飾ると、17/18シーズンはG1を3勝し年度代表馬に選出。18/19シーズンは前年に続いて香港マイル、クイーンズシルヴァーJC(G1)連覇を含む8戦無敗の成績を残し、2年連続の年度代表馬に選出された。
19/20シーズンは惜敗が続いていたが、今年2月のクイーンズシルヴァーJCを制し3連覇を達成した。香港での成績は31戦18勝(うちG1・8勝)。
※馬齢は現地表記に準ずる。