モニターでレースを確認する藤田菜七子
「マーメイドS・G3」(14日、阪神)
19年12月のカペラS以来、自身2度目のJRA重賞Vを狙った藤田菜七子だったが、惜しくも4着に終わった。コンビを組んだのは、俳優の陣内孝則オーナーが所有する4番人気のナルハヤ。重賞初挑戦の相棒を、好スタートから積極的にハナへと導き、残り100メートル地点まで先頭をキープ。ラストは力尽きたが、見せ場たっぷりの敗戦だった。
菜七子は「いつも通りゲートをしっかり出てくれて、リズム良く運べたと思います。最後までよく踏ん張ってくれているし、本当によく頑張っています。厩舎がしっかり仕上げてくれています」とパートナーの健闘をたたえた。また、梅田師は「(最後は)ナナコ!ナナコ!と叫んでいた。やったかと思ったけど…悔しいなぁ」と残念そうに振り返った。