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【帝王賞レース後コメント】クリソベリル川田将雅騎手ら

ラジオNIKKEI

2020年06月24日(水) 21:47

中東帰りのクリソベリルが帝王賞を制覇(提供:TCK特別区競馬組合)

24日(水)、大井競馬場(曇・重)で行われた第43回帝王賞(JpnI・ダート2000m)は、川田将雅騎手騎乗の2番人気クリソベリル(JRA)が、道中3番手追走から直線抜け出し、統一GIレース3勝目を挙げた。勝ち時計は、2分5秒3。2馬身差の2着に1番人気のオメガパフューム(JRA)が入り、1馬身1/4差の3着に3番人気のチュウワウィザード(JRA)が続いた。

クリソベリルは父ゴールドアリュール、母クリソプレーズ(その父エルコンドルパサー)という血統、JRA栗東・音無秀孝厩舎所属の牡4歳鹿毛馬。通算成績は8戦7勝(うち地方4戦4勝、海外1戦0勝)。ジャパンダートダービー(JpnI)、チャンピオンズカップ(GI)に続き、統一GI3勝目。

1着クリソベリル 川田将雅騎手
「体が減ってはいましたが、成長していました。しっかり仕上がり切っていない感じでしたが、ある程度走れると思ってレースに臨みました。ゲートをスムーズに出ることを心掛けていましたし、良いスタートを切ってくれました。コーナーもリズム良く走ってくれましたが、馬に我慢することを伝えて、終始我慢する形が続きました。流れが遅いので向正面でオメガパフュームが動いていきましたが、スムーズに対応してくれました。手応え良く直線に向けて、あとは誰が追いついてくるのかなという感じでした。圧倒的なポテンシャルがあるところがこの馬の良いところです」

音無秀孝調教師
「結構、調整の難しい馬で、帰国してから競馬をしていないのですが、体が減っていました。しかし、この2か月で体を戻して厩舎に帰ってきました。心配はありましたが、良い状態になりましたし、最終追い切りが終わって、これなら行けると思いました。国内では乗っていましたし、この馬のことは川田騎手がよく分かっています。スタートを決めたので、完璧に流れに乗れました。好位で上手く立ち回って、良いレースができました。秋はJBCからチャンピオンズカップに行って今年は終わりになるかなと思います。今後は英気を養って、今回よりもっと仕上がりやすくなると思います。もう一回り強くなってほしいです」

2着オメガパフューム  M.デムーロ騎手
「よく頑張ってくれました。ペースが遅かったです。後ろから行く馬で、瞬発力はありませんが早め過ぎると苦しくなってしまうので、我慢して、人気馬を見ながら進めていました。勝った馬は全然止まりませんね。それでも最後まで頑張ってくれました」

3着チュウワウィザード  C.ルメール騎手
「休み明けでしたから、3、4コーナーで反応が少し遅かったです。ラスト200mはよく頑張ってくれました。今回はプラス11キロでしたし、メンバーがとても強かったです。次走はベストコンディションで行けると思います。またGIを勝てるでしょう」

4着ワイドファラオ 福永祐一騎手
「楽に行けましたが、3コーナー手前で後続に来られてしまいました。距離がどうかなと思っていたので、そこを確かめたかったです。メドは立ちました。直線が長いので、切れ味のある馬に来られてしまいますが、コーナーでの機動力があります。レースを選んでいけば力を発揮してくれると思います。負けはしましたが、収穫はありました」

5着ノンコノユメ 真島大輔騎手
「スローペースでしたが、終いは走ってくれました。この馬は、内で脚を溜めて、最後に行った方が良いのかなと思います。切れますね」

10着ルヴァンスレーヴ D.レーン騎手
「スタートは悪くなかったです。ポジションも良くて、クリソベリルの後ろに付けられました。直線手前でも手応えが良くて、どこまで伸びるかと思いましたが、反応がありませんでした。不思議です。脚を見せることができませんでした」

(取材:米田元気)

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