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【アイビスSD】ジョーカナチャン軽快リハ!調教順調「自信持って送り出せる」

2020年07月24日(金) 07:00

 軽快な脚さばきで坂路を駆け上がったジョーカナチャン(撮影・石湯恒介)

 「アイビスSD・G3」(26日、新潟)

 重賞初挑戦となるジョーカナチャンが23日、栗東坂路で最終リハ。単走ながらも、リズミカルな動きで好仕上がりをアピールした。過去に直線競馬は1・1・10・2着と好成績。前走の韋駄天Sでは、今回も人気の中心を担うライオンボスを苦しめるスピードを見せた。逆転Vへ向けて虎視たんたん。充実期を迎えた5歳牝馬が、一気にタイトルをつかみ取る。

 朝一番の栗東坂路。白とピンクの厩舎カラーが、いの一番に坂を駆け上がった。真っさらなウッドチップ。そのど真ん中をジョーカナチャンが気持ち良さそうに踏みしめる。軽快なリズムを刻み、単走で4F54秒7-39秒0-12秒4を記録。手応えには十分余裕があった。

 騎乗した内田助手は「(4F)55秒ぐらいで、しまいをサッと伸ばすようにとの指示。動きは何も問題ない」と予定通りのミッションをこなして納得顔。長距離輸送やカイバ食いを加味して木曜追いを選択したが、「硬さもなく、順調。自信を持って送り出せる状態です」と力強くうなずいた。

 2度の骨折で出世が遅れたが、不屈の精神で重賞の舞台まで上り詰めた。仕上げ人は「恵まれない状況が続く中でも、ちゃんと結果を出してきた。地力もつけている」と苦難を乗り越えてきた5歳牝馬をたたえる。

 前走の韋駄天Sでは、昨年の覇者ライオンボスに食らいつき頭差の2着。一昨年の覇者ダイメイプリンセス(3着)には先着した。「自分の競馬をしていた。結果的に相手が強かった」と完敗を認めたが、枠順が結果に大きく左右する舞台だけに、まだ白旗は揚げていない。

 骨折のため、19年はこの舞台に立つことができなかった。20年こその思いは強い。「この馬自身、まだ伸びしろはある。勝った馬は強いけど、(前走では)他の馬と接戦はしていない。ほんのちょっとチャンスはあるかな」。強敵相手は承知の上。これまでの悔しさを糧に、初の重賞挑戦で逆転してみせる。

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